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Amazon Robotics Challenge & RoboCup 2017観戦報告












Amazon Robotics Challenge & RoboCup 2017観戦報告

久しぶりの投稿がROSと直接関係ありませんが、嬉しいことがありましたので、ご報告させてください。

先週末に名古屋ポートメッセで開催されたAmazon Robotics ChallengeRoboCup 2017に観戦しに行きましたので、本日はその観戦記録を残します。 友達に頼んで自動車を出してもらい、日曜朝出発深夜帰宅の1日だけの弾丸ツアーを組みました。

Amazon Robotics ChallengeとRoboCupの各種競技のルール説明は他のサイトに譲ります。

Amazon Robotics Challenge

NAIST-Panasonicチーム

Amazon Robotics Challengeには僕の出身研究室である奈良先端大の小笠原研究室Panasonicがタッグを組んだNAIST-Panasonicチームが参戦すると聞き、いてもたってもいられず、応援に駆けつけました。

http://vsp.naist.jp/?p=764&lang=en

結果はファイナリスト選出、6位入賞の大健闘でした。 競技会は金曜日、土曜日の予選の結果を持って、日曜日に上位8チームがファイナリストに選出されます。 僕は日曜日しか行けなかったので、競技を目の前で見ることができて嬉しかったです。

日本のその他の3チームはファイナリストには入れなかったので、研究室OBとしては鼻が高いです。といっても僕は何も手伝っていませんが。 こういった世界大会があるときに僕も大学にいたかったです…

試合途中、ストータスクからピックタスクに移行する際に、ハードウェアトラブルに見舞われ、5分ほど時間をロスしましたが、無事ロボットが再起動してピックタスクを開始することができました。 こんなことは、これまで起こったことがなかったということだったので、ロボット大会には付き物の悪魔が潜んでいたとしか思えません。 しかも、ピックタスク途中にも物体認識が無限ループして抜け出せないバグに陥りましたが、こちらも10分間くらい経過の後、持ち直し、結局合計90点を獲得することができました。 再び動き出したときには、本当にホッとしました。

時間ロス中はチームメンバがマイクパフォーマンスで間をもたせていたのですが、皆さん関西人(全員外国人ですが笑)なので、きっちり笑いを取っていて、場を盛り上げていました。 いやはやさすが。

チームリーダのGarcia Gustavoさん(タボちゃん)は僕が博士学生時代に修士学生として入学して以来の親友なので、応援にも余計に気合が入りました。 それにしても、NAIST-Panasonicチームは国際色豊かですね。日本の大学じゃないみたいです。いいですね。

Nangyangチーム

シンガポールのNangyang工科大学のチームにも実は小笠原研究室のOBのAlbert Causoさんがいました。 こちらもチームリーダを務めていて、かなり細かくチームメンバーに指示を出していて、素晴らしいコマンダぶりでした。

結果は3位入賞です。おめでとうございます! 3日間通して一番安定的に得点を挙げたのがNangyangチームでした。 3日間の合計点なら優勝でしたね。

ACRVチーム

優勝はオーストラリアのACRVチームです。 大会チーム唯一、ロボットを独自開発していました。UFOキャッチャのようなロボットを駆使したり、現場で3Dプリンタで何やら作ったり、終始独特な雰囲気を持ったチームでした。 非常にRoboCupっぽいです。

RoboCup 2017

RoboCupはAmazon Robotics Challengeのついで感覚で観戦したのですが、こちらもめちゃくちゃ面白かったです。 僕はそもそも人間のプロスポーツ競技でさえ実際には観戦したことがなかったのですが、ことロボットになると話は別です。 今回初めてRoboCupの試合を動画ではなく、きちんと生観戦したですが、競技者だけではなく観客も熱量がすごいですね。 自作の等身大ロボットがガシガシ動いているのを観れるだけで心躍りまくりです。

しかし、あそこでもここでもNimbRoの名前を聞きますね。 このボン大学のチームはDarpa Robotics Challengeでも大活躍でした。 サッカーロボットはデザインも可愛く、完成度も他を圧倒するほど高く、相当なスポンサが付いていることは想像に難くありません。

惜しむらくは、僕の知り合いの作ったロボットが今年のRoboCupにはソフトウェア実装が間に合わず、不参戦であったことです。 ハードウェアを見せてもらったこともありますが、とってもかっこいいし、お得意の独特な脚のリンク構造を持っています。

ぜひぜひ来年の大会では世界の人々の度肝を抜かせてください。

This post is licensed under CC BY 4.0 by the author.

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