「ROS Japan Users Group発展に向けて」アンケート集計結果
今日は1ヶ月ほど前から行ってきたROS Japan Users Group発展に向けてに関するアンケートの集計結果を報告します。 集計結果の生データは下記ページから参照できます。
アンケートの趣旨は、今後のROS Japan Users Groupをどのように運営していくかを決めるために、実際のイベント参加者やROSユーザの声を反映させたかったからです。
これからのROS Japan Users Groupの発展のため、アンケートにご協力ください。アンケート結果に従って、以降の活動の方向性を決定していきます。 〆切は次回のROS Japan UGのイベント開催日、7月19日とします。
回答内容は公開されます。個人を特定するような情報の記述には注意してください。
おかげさまで73名の方々にご協力いただくことができ、かなり確度の高い情報を得られたのではないかと思っています。 アンケート項目の結果を一つずつ簡単に考察していきます。
勤務先
圧倒的に会社勤めの方が多いんですね。 学生がもっといるかと思ったのですが、アンケート結果には現れませんでした。 学生の方は社会人よりも学習時間をたくさん取れるので、UGに参加するよりも独学される方が早いからかもしれません。
居住地域
8割近くが関東ですが、これはアンケートの最終アナウンスをLT大会の場で行って、そこからぐいぐいと回答数が伸びた、というが要因の一つです。
途中までは関西も3割ほど占めている時期がありました。 今年中に一度九州開催を計画しており、過去には2度中部開催を行いました。 関西でも一度イベントを開いてみたいと思います。
興味のある分野
- AI、機械学習、クラウドコンピューティング
- 移動ロボット、ナビゲーション、自動運転
の2つの分野は他と比べると、より高い興味を持っている方が多いという結果になりました。 そこで、Slackでも呼びかけていますが、どなたか主催者としてご協力いただける方はいないでしょうか?
先日の「ROS Japan Users Group発展に向けて」に関するアンケート結果です。
このアンケート結果に基づき、
- AI、機械学習、クラウドコンピューティング
- 移動ロボット、ナビゲーション、自動運転
のトピックに特化した勉強会を開ければと思うのですが、どなたか、それぞれ主催していただける方はいらっしゃるでしょうか? 前回の勉強会で感じたのですが、私一人の主催者運営ではそろそろ厳しい規模になってきました。参加者の需要に対して供給が間に合っていない状況です。
ROS Japan UG イベント参加回数(予定含む)
全く参加したことがない方よりも、複数回参加したことがある方のほうが多いという結果になりました。 アンケートに答えている時点でバイアスがあるかと思われますが、いかに全く参加したことがないROSユーザをUGに巻き込んでいくかが、UGの今後の発展の鍵となると考えています。
ROS Japan UG イベント発表回数(予定含む)
発表がしたことがない方が7割近くいます。 僕はやはり発表することによって、成長できる部分が大きいのかなと感じています。 当事者になることで、勉強への意欲も向上するはずです。
今回のLT大会で、初発表の方をかなりキャッチアップすることができたと思っています。 今後も発表への敷居を下げる努力が必要です。
ROS学習歴
ROS始めたての人が半数を占めました。 ROSがマジョリティ層に認知され始めてきた証拠ではないでしょうか。 ROSコミュニティの発展はまだまだこれからも見込めそうです。
上記同様、初学者にも優しいUG活動を心がけます。
ROS Japan開発者会議(日本版ROSCon)
これは完全に僕が独断で構想しているだけで、実現可能性などはわかりませんが、需要はありそうなことがわかりました。
これまでのイベント会場より大きな会場を借り、招待講演もある数百人規模のROS Japan UGの開発者会議(仮称)が開かれるとしたら、参加料が有料(数千円)でも参加したいですか?
自由記述
盛り上げていきましょう!
ROSが今後も発展することを願ってます&手伝っていきます
世界全体でのソフトウェアとコミュニティの発展のためだけを思っての発言なので厳しく聞こえたら申し訳ないですが,世界全体がより幸せになればローカルコミュもより幸せになるはずだと思ってるのと,否定的意見をいう人もまあ居てもいいだろうと勝手に考えたのとで,ご容赦下さい.
うまく回ってるオープンソースコミュは非ローカル言語に門を開き,より多くのユーザ/貢献者を獲得しているため,ローカルコミュ内に存在する以上の力を得ている,いわゆるスケールする状態になっているように思います.しかしローカルで閉じると自分達でレヴュ/メンテする情報が増え,それに貴重な時間を取られて,結果本来できたはずのスケールに失敗し,気付かぬうちに自分達の首を締めている気がします.
ローカルでやるのはローカルじゃないとできない議論に絞るのが良いと個人的には思います.質問や wiki 等の技術的記事をローカルで閉じるのは,それを書くのに使われる才能と時間が勿体無いです.一方 Show&Tell や勉強会など,物理的触れ合いがものをいうイベントはとても良いなあと思います (ただしその開催報告やソースコード等は英語で公開するのが理想ではないかと).あくまで情報が最終的に中央 (ROS でいうと ros.org) に流れ着く仕組みにしておくのが良いと思います.
皆さん殆どが有志での貴重な活動だと思いますし,盛り上がりつつあるローカルコミュの活動に水を差しかねないので気がひけるのですが,上に書いたことを本気で信じて疑ってないので (間違ってるかもですが),あくまで発展のためということで書かせて頂きました.
こちらの意見、うまくこれからのUG活動に反映させていきたいと思います。 日本のROSコミュニティが孤立することがないように強く意識して、開催報告などを英語投稿するように心がけます。 一度、日本在住の外国人ROSエンジニアを呼んでみて(誰か知り合いいませんか?)、最低限、発表資料だけは英語で作成するような勉強会イベントを一度やってみたいです。
非常にありがたいコメント、ありがとうございました。
アールティ中川です。 ラズパイマウスとかもあるので、開催するなら協力しますのでお声がけを!
お疲れ様です
Comments powered by Disqus.